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精油の良し悪し&真偽を見極めるものの一つ基準値

数日前に「高い精油や高級ブランドの精油は高品質で、安い精油は低品質←これってホントにホント?」というテーマで書きましたが⇒今日は、その続編ということで、精油の良し悪し&真偽を見極める指標の一つである「基準値」のお話をしたいと思います。

前回、精油のクオリティーを調べるためには成分分析表が必要だけど、だからといって、成分分析表がついていれば直ちに安心かというと、そうではなく、分析表に書かれている数値の意味を知り、自ら精油の品質を見極める目を持つことが大事です-というような話で締めくくったと思います。

今日は、そのお話をするために、ブルガリアンローズオットーを例にとり書かせて頂きます。

なぜブルガリアンローズオットーかというと、この精油は生産国ブルガリアの国立研究所である「ブルガスカ・ローザ国立研究所」により国家基準が定められているからです。

ローズオイルは1977年に275種の化学成分を含んでいることが発表され、現在も微量成分の研究は進められています。
そして1953年、最初のブルガリアンローズオイルの国家基準が確立され、その後1980年に現在につながるブルガリアンローズオイルの国家基準が正式に認定されました。

その基準をここにご紹介させて頂きますので、お手元に成分分析表付きのブルガリアンローズオットーをお持ちの方は照らし合わせて頂くとよいと思います。
ただ、国内での再分析結果をお持ちの場合は、分析結果に若干の違いが生じる可能性があるので、あらかじめご了解ください。

ブルガリアンローズオイルの国家基準
★容姿:油っぽい透明度のある液体。23度以下では異なる。
★色:黄色、黄色から緑色
★香り:ブルガリアンローズオイル特有の香り(pappo注_蜂蜜にも似た甘く高貴な香りがします)
★比重値:0.848~0.861
★屈折率:1.453~1.464
★施光度:-2~-5
★凝固点:17~22℃

主要含有成分(%)
 シトロネロール:20.0~37.0
 ゲラニオール:14.0~27.0
 ネロール:6.0~12.0
 フェニルエチルアルコール:最大3
 メチルオイゲノール:1.5
 ステアロプテン類:10.0~25.0

pappo_注)
まず、精油のボトルを傾けて色を確認してみてください。
色は黄色か、黄色から緑色でしょうか?
寒い日は固まりますか? これはローズオットーに含まれるヘンエイコサンという成分の働きによるものです。

ブルガリアンローズオイルは、そもそも300種以上の成分を含有していると言われますが、認定時に検出をかけるのはシトロネロール、ゲラニオール、ネロール、リナロール、ファルネソールです。

ローズオイルはシトロネロール、ネロール、ゲラニオールといった遊離テルペンアルコールが高濃度で結合しており、シトロネロール:ネロール+ゲラニオールの比は1.9~3:1。
シトロネロール:ゲラニオールは2.5~4.2:1。
ゲラニオール:ネロールは1.5~2.5:1
です。
※数値の幅は生産地や収穫期の気象条件によります。
暑く乾燥した天候ではシトロネロールは上限に近く、寒く雨の多い天候では下限に近くなります。

pappo_注)
ちなみにわが家にあるローズオットーの比率はシトロネロールが上限に近いので、暑く乾燥した天候で育ったダマスクローズから採油されたことがわかります。

ローズオイルの国家基準の確立につながる研究成果を発表したN.Nikolov氏がブルガリアとトルコのローズ精油をガスクロマトグラフィーのデータで比較したところ、ブルガリアンローズオイルはシトロネロール、ゲラニオール、ネロール、メチルオイゲノール、そしてパラフィン(pappo_注:その他の炭化水素類※ただしヘンエイコサンは除く)が全体の80~85%を占めるのに対し、トルコローズは90~95%であることを発見しました。

pappo_注)
ちなみにわが家のローズオットーの値は80.632%。
視認による色の確認と、比重値、屈折率、施光度の数値、そして各成分の数値の確認により、まぎれもなくブルガリアンローズオットーであると思われます。

このように、成分分析表と基準値を一つひとつ照らし合わせて精油の真偽を確認する方法と、成分の比率を計算して精油の品質や真偽を確認するというやり方があります。

次にこの文章の中で登場した
★比重値:
★屈折率:
★施光度:
を説明いたします。

★比重値=精油の純粋性を確認するための数値です。精油と蒸留水における重量比を測定します。
精油の成分により比重が異なるので、標準質量(適正体積)と比べて異常な数値がでれば含有内容が違うことがわかります。

★屈折率=同じく精油の純粋性を確認するための数値です。精油の空気に対する屈折率を調べます。純粋な精油であれば一定の範囲内の数値を示すので不純物の混入がわかります。

★施光度=精油中の混ざり物の有無を確認するための数値です。旋光度は、精油の天然性を調べる最も重要な測定法で、他の精油や合成化学物質の添加、溶剤希釈等の有無が確かめられます。

これらの数値は精油ごとに違うので、それぞれ一つひとつ説明しなければならなくなります。
今日はローズオットーを例に説明いたしましたが、次回はもっともポピュラーな精油の一つ、真性ラベンダーを例にとって説明させて頂きます。

(まとめ)
もし分析表がなければ、その精油にどのような成分が含まれているかさっぱりわかりません。このように、精油の偽和や合成などを見破るためには、最低限成分分析表が必要だということがおわかり頂けると思います。
なので、成分分析表は必要ありません、というような説明をするショップは怪しいとまでは言いませんが、かなりアバウトな感じですね。
だからといって分析表がついていない精油は絶対に信用できないというわけではありません。
分析表ではなく、自分の目で作業工程や輸送条件などを確認し、品質の維持・向上に努めているメーカーもあると思うし、オーガニック認証に力を注ぐブランドなどもあるでしょうし。
それぞれだと思います。
結局は、自分で情報を集めて、自分なりの判断で、自分の納得のいく精油を選ぶことが大事ではないかと思います。

ただ、高価だからとか、高級ブランドだからという理由だけで精油を選ぶと、ガッカリ・・・という結果になる恐れもあるので、気をつけてくださいね。

今日の話を精油選びの一つの方法として活用してくだされば嬉しいです。

今日の内容のローズオイルの分析については↓を元に書かせて頂きました。
もっと詳しくお知りになりたい方はご一読ください。
ブルガリアンローズ―香り高きオールドローズの世界ブルガリアンローズ―香り高きオールドローズの世界
(2005/06)
佐々木 薫

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Author:pappo
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☆環境カオリスタ
☆AEAJアロマ環境協会会員
☆JMAA日本メディカルアロマテラピー協会正会員


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